子どもの声

子どもからのメッセージ [スキンシップが一番]わが子を瞬時に笑わせる方法

images先日、ある地方へ親子講座に行ってきました。

1歳から5歳くらいまでの小さな子どもと、そのお父さんお母さん30組ほどが楽しく参加されました。
親子が仲良く一緒にいるというだけで、そこに何かほのぼのとした空気が流れ、とてもうれしい気持ちになります。

その講座の中で、突然私は、「では、お子さんを今から10秒以内で笑わせてくださーい。笑顔になるなら何をしてもいいですよ」と言ってみました。

すると、あるお母さんは「こちょこちょこちょ」と言いながら、子どもをくすぐりだしました。 あるお父さんは「ベロベロバー」と言って、変な顔をつくっています。

もちろんそれで笑う子どももいますが、突然くすぐられてかえって不機嫌になったり、お父さんの「へンな顔」を見ても、表情ひとつ変えない子どももいます。
子どもを笑わせるというのは案外難しいのです。

子どもを必ず、しかも瞬時に笑顔にする方法が、実は一つだけあります。 ひょいと抱っこしてやるのです。
それだけでいいのです。
子どもは好きな人に抱っこしてもらうと、必ず笑顔になるのです。

それを心得ているパパやママが、参加者の中に結構多くいたのはうれしいことでした。
子どもの脇を抱えて「たかいたかーい」をしたり、お姫さま抱っこをして揺らしたり、肩くるまをするパパもいたのです。
その子どもたちはもちろん満面の笑顔です。

子どもは、そういうスキンシップ的な遊びが大好きです。 うれしくて楽しくて仕方がないのです。 と同時に、実はそういうスキンシップ的な遊びは、その子どものことを心から好きな人しかしない、できない遊びです。 「ちょっと好き」なくらいでは、なかなかできないものなのです。

わが子に愛情を注がない親、注げない親は、見事なほど子どもにスキンシップ遊びをしていません。
抱っこどころか、手をつなぐことさえしないし、できないのです。

子どもも、そのことをよく分かっています。
手をつないでくれる、抱っこしてくれる、たかいたかいをしてくれるのは、自分が愛されていることあかの証し……だからうれしいのです。
だから笑顔になるのです。

もしも子どもと何をして遊んだらいいかわからないときは、とりあえずスキンシップ遊びをしてみてください。
「もう重いから」というならば、「せっせっせ」でもいいし、手をつなぐだけでもかまいません。
きっと、かわいい笑顔が見られますよ。



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