子どもの声

子どもからのメッセージ [わが子への願い]かなっている幸せに気付こう

images新しい年を迎え、気持ちも新たに今年もみなさん、さまざまな夢や目標を持たれたことと思います。

新年の「願い」の中で一番多いのが、「今年も家族健康で楽しく過ごせますように」というものだそうです。
私もそうでした。
とても大切なことだし、それさえあれば本当に一年中幸せに過ごすことができそうです。

でも、それらはある意味、たいした努力なしで手に入ることが多いため、人はそれが、今年の一番の「願い」だったことはつい忘れて、その場その場ですぐに違う目標(「欲」と言ってもいいかもしれません)を立ててしまいます。
今年一番の願いは、「家族健康で楽しく暮らす」ことだったはずなのに、それが実現している幸せに気づかず、いつのまにか、まったく違うことを目標にしてしまい、ついつい不平・不満の毎日を過ごしてしまったりします。
でも、それは子育てでも言えることです。

子どもが生まれたときは、誰もが「明るく健康な子どもに育ってほしい」と、ただそれだけを願っていたはずなのに、その状態が当たり前になると、親はすぐに違う「望み」や「欲」を持ち始め、子どもの不足する点、不満な点ばかりを探します。

お母さん方から子育ての悩みをお聞きしてよく思うのは、子どもが生まれたときはそこまでは求めていなかったはずなのに、要求や望みをどんどん高くしていき、新たな悩みを勝手につくっているのでは?ということです。

「健康で明るい子ども」ほど、親の手をよく煩わせるものです。
たとえば「すぐに泣く」「じっとしていない」といった悩みも、実は「健康で明るく」育っているからこそだとも言えます。

たいていの親は、子どもが生まれたときに抱いた一番の「望み」は今、十分にかなっているのです。
その幸せに気づくか気づかないかで、子どもも親も、笑顔の数が大きく変わってくるように思います。

子どもの「今」に満足し、子育ての楽しいところを見つめ、一日中笑顔になれる親と、不平・不満ばかりを探して毎日怒ってばかりいる親。
子どもは、みんなかわいいのです。

あれだけ望んでいた「健康で明るい子ども」に、わが子が今、まさになっている喜びをかみしめ、子どものかわいらしさを十分に感じながら、今年もたくさんの笑顔を、子どもにも自分にも向けてほしいと思います。

新年を迎え、私も「健康で楽しい」今の幸せに感謝することからスタートしたいと思います。



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